書籍『わたしが「わたし」を助けに行こう』より


あなたはあなた自身を
助けることができるのです
人生を変える力は
あなたの中にあります。
誰かに頼らなくても
自分で自分を
助ける力があるのです。



その問題や悩みは
あなたを守るためにあるのです
「時間の管理」や「片付け」が苦手など
上手くできない困った事も
実はあなたを守ろうとする
心の防衛隊“ナイト君”の
働きかもしれません。



問題の原因は
ナイト君の強い気持ちの表れです
ナイト君は子どもの頃のまま
少し不器用に
「あなたを守ろう」としています。
その思いがあなたの問題として
現れているのです。


時が過ぎたことを
ナイト君に知らせてあげて
「もう私は大人になったよ」と
ナイト君に優しく声をかけると
必要以上の防衛が
少しずつゆるんでいき
自分自身の信頼へ繋がります。



あなたはずっと一人ではなかった
どんなにつらい時も
ナイト君はあなたのそばにいました
感謝の気持ちを伝え
これからも一緒に歩んでいきましょう。

BOOK

わたしが「わたし」を
助けに行こう
―自分を救う心理学―
橋本 翔太/著
サンマーク出版/刊
問題を乗り越えるカギは、心を守る「ナイト君」との対話
この本は、私たちが日頃感じている問題や悩みが、一体どこから来ているのかを深く掘り下げています。著者によると、これらの問題の多くは、私たちの無意識の働き「ナイト君(心の防衛隊)」という存在が原因なのだそうです。
この「幼いナイト君」は、過去のつらい経験や傷から私たちを守ろうと、一生懸命に働いています。しかし、そのやり方が幼さゆえに不器用だったり、時には極端な方法をとってしまったりするため、かえって新たな問題を生み出してしまっているというのです。
この「ナイト君」を敵として排除するのではなく、対話することの大切さを説いています。つまり、問題そのものを取り除くのではなく、その問題を生み出してしまった「ナイト君」の心の働きを理解し、そして受け入れること。そうすることで、私たちの中に眠る問題解決の力に気づき、自分を肯定する気持ち(自己肯定感)を高め、最終的により良い人生を歩めるようになる、と伝えています。
私たちは、つい自分の問題を「悪いもの」として捉えがちですが、この本は、問題の奥にある「心の声」に耳を傾けることの重要性を教えてくれます。自分自身との向き合い方を変えることで、きっと新たな気づきを得ることができ、より穏やかな日々があなたを待っていることでしょう。
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