【名言】人生の困難を乗り越える力。稲盛和夫10の言葉

書籍『稲盛和夫の哲学』より

存在するだけで価値がある

宇宙を構成する全ては必然
どんな小さな存在にも
計り知れない価値がある。
ただいるだけで
宇宙のバランスを保つ
大切な一部なのだ。

人生は、心を高めるプロセス

この世での体験はすべて
魂を磨く修行の場。
喜びも苦しみも
自らの人間性を育むために
与えられた試練である。

災難は、過去に作った業が

消える時

困難に見舞われるのは
過去の行いが清算される時。
業が消えるのだと喜び
心を磨く機会としよう。

心を高めることこそ

人生の目的

富や地位は失われるが
磨き上げた人格は
永遠に残る魂の輝き。
死を迎える時
それだけが真の勲章となるのだ。

善き思いが

必ず結果を作る

心に描いた想念は
宇宙の法則に従い
現実となる。
清らかな心は
宇宙の意志と調和し
良き未来を紡ぎ出す力となる。

苦労は

人間性を磨くために不可欠

困難や逆境は魂を鍛え
見識と胆力を培う絶好の機会。
安易な道より
いばらの道にこそ
真の成長がある。

勤勉に働くことは

心をつくる

労働は生活の糧だけでなく
欲望を抑え
心を鍛える修行。
一生懸命な努力は
自己の人格を輝かせる光となる。

足るを知り

自己を抑える

過剰な欲望は破滅を招く。
必要なだけを受け取り
他者と分かち合う知恵は
共生の世界を保つ
古来からの真理である。

試練は

向上心を試す機会

幸運も不運も
与えられた試練。
謙虚に受け止め
前向きな努力を重ねることで
魂は磨かれ
人生はより豊かなものへ。

死とは、意識体の旅立ち

肉体は滅びても
魂(意識体)は永遠に存在し続ける。
死は終わりではなく
新たな次元への移行。
この世での学びは
その旅路の糧となる。

目次

BOOK

稲盛和夫の哲学

人は何のために生きるのか

稲盛和夫/著
PHP研究所
/刊

人生の出来事は、創造主が与える「人間性を高めるための試練」

本書は、著者の稲盛和夫氏の人生哲学に基づき、人間の存在意義、宇宙の摂理、そして意識について考察しています。物質的に豊かになった現代社会でも多くの人が満たされないのは、「人間は何のために生きるのか」という根本的な問いに向き合わず、自己中心的になっているからだと述べられています。

著者は、宇宙全体が必要なものだけで構成されているという考えから、人間もまた「存在するだけで価値がある」とし、さらに思考や意識を持つ人間は、「世のため人のために貢献する」ことでより大きな価値を生み出せると主張しています。

また、宇宙は単なる偶然の産物ではなく、すべてのものを生成発展させる意志によって成り立っており、この宇宙の意志はあらゆるものに内在し、人間の魂や意識にも宿っていると論じます。

苦難や成功といった人生の出来事は、創造主が与える「人間性を高めるための試練」であり、「心を高めるプロセス」こそが人生の真の目的であると説かれています。 

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