【名言】「生きづらさ」が楽になる9つの言葉 

書籍『発達性トラウマ 「生きづらさ」の正体』より

人生の航路は



あなた自身が舵を握る

長い間、誰かの期待や
見えない力に流されてきた。
しかし、この身体と心は
あなた自身のもの
封印していた自分を解き放ち
あなただけの航路を信じて進もう。

心の声に



そっと耳を澄ませよう

悲しみ、不安、どんな感情も
あなたの大切な一部。
こころの泉の前で
 私はこう感じていると受け止めて
その静かな対話が
自分を信じる力の源泉になる。

背負いすぎた荷物



ゆっくり下ろして

あなたには関係のない
誰かの不機嫌、誰かの問題
いつの間にか引き受けていませんか?
それはあなたの偽りの役割
偽の責任に気づき手放す
それがあなたを取りもどす第一歩。

あなたを否定する心の声は



誰かの言葉の響き

自分を責めたり
ダメだとささやく声
それは本当にあなたの本心?
過去に浴びた
否定的な言葉を追い払おう。
心のままの
あなただけの価値がある。

かたちだけのつながりより



心のかよう関係を選ぼう

友達だから、家族だから
こうあるべきという幻想に
縛られていませんか?
大切なのはかたちではなく
あたたかい心の交流があるかどうか。
その関係があなたを消耗させるなら
静かに距離をとる勇気も必要。

言葉にすれば



悩みは離れていく

悩みを心の中に閉じ込めると
重くのしかかる。
だれかに愚痴をつたえる
ノートに書き出してみる
悩みを言葉にすると
あなたの外側のものとなり
静かな心で捉えられるようになる。

身体の声こそ



真実の羅針盤

考えすぎる前に
身体の感覚に耳を澄ませよう。
運動、睡眠、栄養 
基本的な身体のケアは
単なる休息ではなく
脳や自律神経の回復を助け
あなた自身を取り戻す
確かな土台となる。

立ち止まる場所も



時には安全な港となる

逃げてはだめ
頑張り続けなければ…という
呪縛に囚われていませんか?
あなたをすり減らす
環境から離れることを
自分に許し
安全な場所で休むことで
回復へのエネルギーが蓄えられる。

後戻り」も、螺旋をえがく



上昇の一部

回復への道は
遠回りし後戻りするように
感じられるかもしれません。
それでも大丈夫
それは決して停滞ではなく
螺旋階段を登るように
少しずつ、しかし確実に
上へと向かっている過程
その一歩一歩を信じて進もう。

目次

BOOK

発達性トラウマ
「生きづらさ」の正体

みき いちたろう (著)
ディスカヴァー・トゥエンティワン/刊

「なんだか生きづらいな…」そう感じているあなたへ。

この本は、その「生きづらさ」の背景に隠されているかもしれない、「発達性トラウマ」という心の傷に光を当てています。トラウマというと、大災害とか事故とか、虐待とか…そういう大きな出来事を想像しますが、この本が特に注目してるのは、もっと日常的でじわじわ長期間続くストレス。

実は、幼い頃に親との関係で心や体に負担がかかり続けると、大人になってから様々な心身の不調につながることがあるのだそうです。そして、その症状は、時に発達障害と似ているように見えることも。

もしかしたら、あなたが感じている自分自身の感覚の掴みにくさや、「自分って一体なんだろう…」という感覚(「自己の喪失」と呼ばれています)が、その生きづらさの中心にあるのかもしれません。

この本を読むと、トラウマが私たちのストレスへの感じやすさにどう影響するのかがよくわかります。そして、そこから少しずつ回復していくためには、どんなことが大切なのか――たとえば、自分にとって安心できる環境を整えること、心と体を優しくケアすること、失われた自分をゆっくりと取り戻していくこと、そして、無理のないペースで誰かとつながることの大切さが、温かい言葉で語られています。

もしあなたが、自分の中の「生きづらさ」の理由を知りたい、そしてそこから一歩踏み出したいと感じているなら、この本がきっと、その手助けになってくれるはずです。

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